The Southwest 2020 5 24

書名 地図で読むアメリカ
著者 ジェームス・M・バーダマン 森本 豊富  朝日新聞出版

 私たち日本人が思っているアメリカとは、
「かつてのアメリカ」であって、
今は、「新しいアメリカ」に変わる過渡期かもしれません。
 この本は、アメリカを州でとらえるのではなく、
10の地域で分けて、その地域の歴史や文化を解説しています。
 さて、私が興味を持ったのは、「The Southwest」という地域です。
この本の「地図」によれば、この地域は、
テキサス州の南半分、ニューメキシコ州の南半分、
アリゾナ州の南部、カリフォルニア州の南部です。
要するに、メキシコ合衆国に接する地域です。
 将来は、「The Southwest」が、大統領選挙を左右する地域になるかもしれません。
この地域は、発展もしているうえに、人口も増加しているからです。
おそらく、この地域が未来のアメリカを定義してしまうのかもしれません。
 ちなみに、私が、この地域に興味を持ったのは、
大学で、第二外国語としてスペイン語を学んだからです。
私は、そのせいで、英単語をスペイン語のように発音してしまいます。
この地域の地名を見ると、スペイン語から由来する地名が多いのです。
 著者によると、「The Southwest」では、
スペイン語は、レストランや店舗の看板にとどまらず、
日常生活の中のあらゆる場面で見聞きすることができるという。
 日本では、年齢を問わず、英語学習が熱心ですが、
おそらく、日本人には、最も習得できにくい言語だと思います。
文法はともかく、発音が日本語と大きく違うからです。
 英語の音は、周波数が高く、破裂音もあり、
日本人の耳には聞こえない音が多数あります。
 それに比べれば、スペイン語の発音は、日本語の発音に妙に近いと、
私は、スペイン語を学び始めて、すぐに感じたのです。
 多くの日本人がスペイン語を学び始めると、
おそらくスペイン語の達人が多数出現すると思います。
 私は、英語を中学校から大学まで学びましたが、
結局、ものになることはなかったのです。
 一方、スペイン語は、大学の2年間だけでしたが、
ある程度、満足のいくレベルまでになりました。
これは、言語の「音」を聞き取れるかの違いによると思います。


















































































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